ドーハ乗り継ぎ

こんにちは。

ケニアへは、このところカタール航空を使っています。コロナ禍、タイムテーブルが少し変わったため、ドーハでの乗り継ぎが非常に悪くなりました(ケニア到着も真夜中だし)。今回の往路、カタール航空が提供する乗り継ぎ者専用のツアーに参加してみたので、自分の記録のために書き記しておきます。

 

まず、このツアーはオンラインでチケットを取るときに見つけました。予約が終わると「次はこちらを」みたいに、レンタカーやホテルなど、カタールのウェブサイトから販促をかけてきます。そこでよくみると、トランジット用のツアーがあるのに気づきました。内容を見るとツアーは乗り継ぎ時間に合わせて選ぶようで、短いのは3時間からあります。私の乗り継ぎ時間は12時間弱ですが、初めてなので、まずは手軽なコースで試してみようと、市内観光3時間というのを申し込みました(オンライン上でコースを選び、クレジット決済後、メールで情報が来るという形。トランジット・ビザも含まれています)。他には、大きなスライダーなどあるプールで遊ぶものや水族館ツアー、四駆で砂漠を駆け抜けるようなものもあります。

 

何せ初めて、ドーハの空港に着いてからツアーデスクにたどり着けるか不安でしたので、Webで場所の確認、それとカタール航空・東京事務所に電話をかけ、ざっくり位置を把握しておきました。

 

ドーハ到着後は、スマホの画面にある申し込み情報をツアーデスクに見せ、あとは流れに任すという感じ。空港の外に出るのにも、保安検査場を逆流し、イミグレーションでは特別なレーンを使わせてもらい、カタールに入国(イミグレのお姉ちゃんは、イヤフォン&マイクでおしゃべりしながらの対応。へぇ~そんな入国管理でいいんだ?…なんかユルい~^^)。

 

ツアー用のバスに乗ると、インド系のガイドのお兄さんが英語でカタールの情報など説明しながら、名所を案内。朝7時から10時までのツアーでしたので、バスの外に出ると、暑すぎず(2月は冬だそうで)すがすがしい空気を感じることができました。ツアー客は、異国の女性ひとり、香港からの青年ひとり、インド系夫婦が一組、そして私だけ。

 

その香港青年となんとなくおしゃべりをしながら一緒に行動。彼はこれから英国に向かうところだそう。「留学?」と聞くと、「違う。ひとまず友人の家に世話になり、そのあと仕事を探す。香港にはもう帰らない。僕がうまく行ったら、家族を呼びたい」と…。報道では知っていたけど、実際にそのような人に出会うと、香港の人たちの切実な背景を感じます。

 

さて、スーク(市場)で自由行動になったとき、地下鉄の駅があるらしいと、香港青年と一緒にどんなものかと、見に行くことにしました。標識のとおり地下に進むこと数分、やっと駅にたどり着きました。が、朝だというのに乗客が数人ほどしか降りてこないというガラガラ具合。「ワールドカップのために作ったのかな~」なんて話していました(※推測です)。東京の通勤時間帯と比べると、ギャップが大きすぎました。

 

そうそう、バスの中でガイドさんが「あちらはワールドカップで使われたスタジアムです。もうすぐ取り壊されます」とさらっと話していたのが今回のツアーで印象に残りました…。建物の材料などは、きっとリサイクルされるのでしょうけど、スタジアム建設現場で死者が多数出たニュースなんかを聞いていたから、なんだかな~と思ってしまいました。

 

たったの3時間でしたが、ドーハの空気を感じることができ、いい具合に時間も潰せてまぁよかったでしょう。次回の乗り継ぎツアーは、四駆で砂漠を駆け抜けつやつにしようかな、などとニヤニヤしながら、空港に戻っていきました。