メルーびいき

こんにちは!

やっかいな花粉のほかにも、昨日今日は黄砂が飛んでいて、いろいろ大変な日本ですが、ケニアの乾期も土ぼこりがすごいです。と言いながら、先日、ナイロビ事務所のマネージャー・ムンガイと電話で話し「このところ雨が降っている。いまはあちこち緑色だよ」と、ほっとするニュースを届けてくれました。

 

さてさて、2~3月ケニアでのあれこれをまだご紹介しきれていないので、今回は製茶工場のあるメルーのことを書きたいと思います。

 

ケニアでもメルーというと、ちょっと特別な感じがするのは、私がただただメルーびいきだからでしょうか(そうでしょうね~)。というわけで、この3月に行ってきた製茶工場&茶畑訪問の際、宿泊したMeru Slopes Hotelについて、ひいきな感想を少々。

 

いまや世界中のホテルは、予約サイトで簡単に予約ができちゃいます。もちろんケニアの宿泊施設もそのようです。とはいっても、Web予約を100%信用するのは、どうかなと思っています。今回のメルーは、一緒に行くムンガイがしっかり予約をしてくれていました。もちろん電話とメールの二刀流!?宿泊受付の担当ではなく、責任者と話をつけているから心強いです。

 

当日チェックインのときも、おかげさまでスムーズ。いまだにいろいろマニュアルな作業なのですが、フロントのお兄さん・お姉さんは、控えめな態度と笑顔で仕事をこなしてくれます。この「控えめな」というのが、私のひいきポイントなんです。というのも、その前にナイロビに住む日本人の友達と、ケニア人の笑顔について話していたんですが、彼女自身は商売商売したケニアンの笑顔が苦手らしい。なるほど、たしかに、ナイロビでそこそこのホテルに出入りすると、笑顔が商業的かも?(心からの笑顔でない)なんて感じます。海外からのツーリストも多いし、仕方ないことかもしれないですが。それに比べ、ローカル客も多いメルーのホテル。フロント・スタッフは、どことなく、はにかんでいるような優しい笑顔。「これだな~、なんか好きな理由は」と、ひいきモードでニコニコです。

部屋に入ると以前よりキレイな気がする。どうやらリノベーションしたのと、スタンダードな部屋に空がなく、特別にデラックスルームを用意してくれたみたい!ラッキーでした(アメニティは、ロゴ入りのボディーローション、小さな石鹸がありました)。

 

夜ごはんはホテルのレストランで、ということになりました。レストランのスタッフものんびり。ガツガツの笑顔はないけれど、やることはやっている。メニューはいろいろあるけど、地方都市なので「Tempura」をオーダーしても「天ぷら」は出てきません。「カクテル」という名のミックスジュースは、おすすめです。この日は、カトリックの人たちはお肉を食べない曜日だったので(イースター前です)、同行したダニエルは、スクマとウガリというシンプルなローカル飯を、私とムンガイはポークをいただきました。お値段も良心的。感じのよい落ち着くレストランです。

 

翌朝はビュッフェスタイル。シェフのいる卵コーナーで、お好みの卵料理を作ってもらえます。こちらの調理補助スタッフたちも、はにかみ系。朝からフルーツや粥のようなウジ、卵や野菜でおなかいっぱいです。メルーという土地は、紅茶はもちろん(世界一!)、お野菜や果物の味が濃厚で、何を食べても素材の味を楽しむことができます。

 

そうそう、今回は町の下のほう(ダウンタウン、たぶん旧市街)にある、ローカル市場に行きました。ここは、はにかみ系もなければ商業的な笑顔もありません。あるのは商売魂でした。生活をかけた農家のおばさんたちがひしめき、活気と熱気があふれる地元のマーケット。買い物にはエネルギーが要ります。ムンガイとダニエルが、ナイロビの家族からたのまれた豆や野菜の値段交渉をがんばっていました。その横で私は、売られているお豆をなんとなく見ていましたが、小さなつぶたちがキレイ。いろいろな種類ありますね~。土地が豊かなメルーは、ケニアの台所のひとつでもあるなぁと、改めて感じました(セキュリティ上、撮影しないほうがよいので、写真がありませんが…想像してみてくださいねー)!