ケニアに着いたその日の夕飯には、定番のウガリ&スクマをいただきました。
翌日も丸川さんのお宅で、奥さまの得意料理・チキンピラウ(スパイス炊き込みごはん)をごちそうになり、これ以上おいしいピラウと出会う確率はないだろうなーと、しみじみ感じております。
さて、こちらのチキン。地面を走り回って、草や虫を食べて成長した鶏は、Kienyeji(キエニェジ)と呼ばれます。狭いケージで飼われた鶏とは、比べ物にならないくらい美味です。足の骨付き肉(ドラムスティック?)もドーンと盛り付けていただき、パクパク食べながら、その骨を改めて見てみると……足が長っ!骨格が立派な鶏だったんだな~と、改めて感心してしまいました。
スーパーマーケットでは、ピラウ・ミックス(炊き込みご飯用のスパイス粉)が売られています。スパイス・ミックスを使えば、香りと色がつき、それらしいピラウができるのですが、やはりニンニクやショウガそのものをつぶしたり、すりおろして準備したスパイスを使って調理するピラウは、味に奥行きがある気がします。食べていてお口の中に、ふんわりスパイスが広がる~。カルダモンやクミン、シナモンなどの配合バランスも大事ですね。
炭火で調理するのが一般的で、最後の蒸らしにもワザが必要です。写真のように、調理の最後には、ふたの上に少し濡らした新聞紙を重ね、その上に炭をのせて上からも蒸らし、仕上げます。
ピラウ(=ピラフ)のオリジナルは、トルコのようですが、ケニアでもぜひトライしていただきたいメニューのひとつです。