ケニアと言えば連想するのは、「サファリ=野生動物を見る旅行」ですよね。
「紅茶」といってもらえないのは残念ですが…
私は1994年にモンバサ、1997年にマサイマラのサファリへ行きました。
当時は独身でしたのでロッジに泊まる優雅な旅行でしたが、今回は中2と小5の息子を連れての家族旅行です。もちろん、子どもたちは初めてのケニア。(補足:あきこの夫は日本人サラリーマンで「10日も休めない」ので、日本でお留守番)
家族3名で申し込んだツアーは、テント泊でお値段も手頃な3泊4日のキャンピング・サファリ。ただし、テントには電気がないので懐中電灯を必ず持っていくように、と事前に説明を受けました。
↑マサイマラで2泊↑
14日午前中にナイロビを出発して、車で5時間後にマサイマラに到着。
夕方までサファリしながら、キャンピング・サファリのサイトへ向かいました。
テントはサイトに常設されていて、10センチぐらいの分厚いマットレスとフリース毛布もついています。ただし、電気なし。トイレとシャワーは別棟で、お湯はスタッフのマサイ族がたきぎの番をしながらタンクで沸かしてくれます。
食堂棟の電気はソーラー電気、調理はかまどで専属シェフが作ってくれます。
日本人でも、水のない山小屋や電気なしのキャンプ場などに泊まった経験があって、山と自然が好きな方なら大丈夫だと思いました。
残念ながら、日本語を話すスタッフはいないので、すべて英語/スワヒリ語になりますが、彼らとのおしゃべりも、観光名物(?)の一つです。
ウチの子供たちは全く英語が話せませんが、楽しく過ごしました。
ケニアの人は、子どもにとても優しく、母親と老人には尊敬の念を持って接してくれるからです。…しかし、サファリのスケジュールは過密でした。
6:30 チャイまたは珈琲だけ飲んで朝食前のサファリ
8:00 戻って朝食、自由時間
10:30 ランチ前のサファリ
12:00 戻ってランチ、自由時間
15:30 夕食前のサファリ
18:30 戻って夕食、就寝
夜はすぐに寝ちゃいました。
2泊目の朝、キャンピング・サイトのスタッフとお別れ、ナクル湖を目指して出発しました。
…が、途中で車が故障して、国立公園のゲート外の修理屋さんでパーツを交換。
昼過ぎにナクル到着予定が、夕方になってしまいました。
↑ナクル湖1泊↑
ナクルではテントではなく、中級のホテルに泊まりました。
6:30、チャイだけ飲んで、ナクル湖国立公園へサファリに出発。
ナクル湖は通常よりも水位が高く、フラミンゴがあまりいませんでしたが、クロサイや野鳥がいて美しい公園でした。マサイマラが乾いた草原だったせいか、緑が目に優しく感じます。しかし、道路がぬかるんでここでもスタック。携帯電話が復旧しているおかげで、ドライバーさんが連絡を取って仲間の運転手を呼び、引き上げてくれました。
そして、ホテルに戻って食事してからナイロビに出発。
運転手さんは4日間私たちと一緒でしたが、道だけでなく、動物のことも、車の整備についても熟知しています。車の故障も自分で直してしまうなんて、日本ではありえない(?)知識と行動力ですよね。運転手さんのおかげで、スタックや故障するのも楽しいと感じる4日間の旅行ができました。
…もしや、運転手さんではなく、高性能で優秀な日本車のおかげだったのかも?