<スクマウィキ> Sukuma Wiki
=スワヒリ語で「Push the Week=一週間をのりきろう!」という意味を持つ、ケニア人のソウルフード「スクマウィキ」の作り方です!
ケニア人ランナーの速さの秘密はスクマにあり、とも言われています。
スクマウィキはケールの一種です。最近は、スーパーでも青汁用に「ケール」が売っていますね。調理する場合、ケールは堅い葉っぱなので、細かく切ってしっかり火を通すのがおいしく食べるポイントです。
作り方:うちわほどの大きさのケール葉っぱ3~4枚
①真ん中の葉脈(主脈)から半分に切る。
②主脈を中心にくるくる巻いて、細かく切る!
③ケールは堅いので、ここで細く切るのがポイントです。細長い麺のようになります。
④みじん切りにした玉ねぎ(半分)をたっぷりの油で炒める。玉ねぎがやわらかく透明になったら、サイコロサイズに細かく切ったトマト、お好みでシイタケやニンジンを加えて、トマトがトロトロになるまで炒める。
☆油は「たっぷり」=フライパン一面に広げるほど使ってください。カロリーのことは考えてはいけません!
そこへ、お肉(今回はモツですが、肉なしでもOK)をいれて肉に火を通す。さらに、ケールを入れてまぜたら、「ロイコ(ビーフ味)=⑤参照」を入れてとかし、フタをして弱火で10~20分ほど煮込む。トマトやケールの水分とたっぷりの油が入っているので、焦げません。
⑤こちらがケニア人家庭の味「ロイコ(ビーフ味)」です。残念ながら日本で売っていませんが、ケニア人家庭には常備されている調味料です。日本では「マギー」や「コンソメ」で代用できます。今回は1個使いました。
☆時間がない時は、たっぷりの油に玉ねぎみじん切りを入れ、細かく切ったトマトを投入し、フタをして弱火で火が通ったら細切りにしたスクマウィキを入れ、混ぜたらフタをしてロイコとともに煮込めばOK。
⑥さようならビタミン!というくらいの色が目安、あざやかな緑色が失われ、深緑色になるまで弱火で煮込みます。焦げそうならお水を少し加えてもよいです。最後に塩・コショウで味を調えてください。
⑦できあがり!本日の付けあわせは、フライドポテトとカチュンバリ・サラダ(⑧参照)。ケニアではウガリ(とうもろこしの粉をお湯でふかしたもの)と一緒に食べますが、もちろん、白米のご飯にも合います。
以前神戸事務所に勤めていたAさんが、家庭菜園で作ったジャガイモを送ってくれましたので、フライにして付け合せにしました。
⑧カチュンバリ・サラダ
=トマト角切り+キュウリなど緑の野菜+玉ねぎ薄切りをレモンとオリーブオイル、塩で味付けしたサラダです。赤玉ねぎを使うとケニア風です。
ケールやスクマウィキが手に入らないときは、キャベツや小松菜・ほうれん草で代用もできます。ぜひ、お試しください!