製茶工程について、簡単にご説明いたします。

 

◆ケニアでの作業

①各紅茶農家の茶畑にて、茶葉の摘み取り

②Buying Center(茶葉集荷場)へ、徒歩で搬入

③Buying Centerから製茶工場へ専用トラックで茶葉搬入

④萎凋・ウィザリング(茶葉をしおらす工程)

⑤ローターヴァン(茶葉を押しつぶす工程)

⑥CTC(茶葉を細かく刻み、丸める工程)

⑦発酵(お茶自身が持っている酸化酵素とCTC後の摩擦の熱で、

自然に発酵が始まる→着色、添加物等は、一切ありません)

⑧乾燥(発酵を止めて、高温で茶葉を乾かす工程)

⑨篩い分け(サイズごとに分ける)

⑩パッキング(62kg/68kgごとに袋詰め)

→その後、モンバサ港まで陸路で運ばれた後、コンテナにつめられ、

1ヵ月半から2ヶ月の海路を経て、神戸まで運ばれ、250gのアルミガゼットへ袋詰めされます。

 

紅茶も農産物で、生きていますので、季節により多少の違いがあります。当会の紅茶は、乾燥した状態の茶葉の色、抽出した紅茶の水色(すいしょく)、茶葉の出がらしの色も、「Coppery」(明るい銅色)で、ケニア紅茶の水色の特徴です。他の紅茶生産地(国)の紅茶(茶葉の概観)は、黒っぽい色が主流で、また日本でも「黒い紅茶はよい」というのが、伝えられているようですが、世界の紅茶は茶葉それぞれ特徴や違いがあります。