ケニアの紅茶産業について
日本ではあまり知られていませんが、ケニアは紅茶の生産で、インドに続いて世界第2位の生産量を誇っています。輸出量は世界第1位で、世界の輸出量の30%以上を占めています(2012年の生産量は36.9万トン)。主な輸出先はパキスタン、エジプト、イギリスなどです。
ケニアは農業国(紅茶は外貨獲得産業で26%を占めています)で、紅茶産業には直接的・間接的に300万人以上の人たちが従事し生計をたてています。また、紅茶栽培・加工は農村部で行われているため、農村社会の経済的福祉の強化に加え、地方のインフラ進展にも大いに貢献していると言えます。