「ケニア山の紅茶」の栽培について
「ケニア山の紅茶」の栽培には、農薬は使われていません。産地周辺の標高が高く(1500m以上)害虫が生息しにくいという好条件が、農薬を使わずに済む理由のひとつです。また、びっしりと植えられている茶の木の下には、太陽の光が届きませんから、雑草はほとんど生えていませんし、あったとしても、茶畑のまわりに生えているくらいで、除草剤は使いません。小規模農家は除草剤など薬品を買う余裕はありませんし、雑草は抜くか、またはナタで切ることで対処できるからです。
さらに、私たちは1992年からGithongo製茶工場から継続的に紅茶を購入しているという実績と、茶葉収穫地域への支援活動により、生産者との間に強くて長い信頼関係が築かれています。農家の代表者(役員)、工場関係者と話し合い「農薬を使わないで紅茶栽培・製茶に取り組む」というシステムを作り、安全な紅茶栽培・製茶をお願いしています。補助的に、年に2回、残留農薬検査も行っており、検査結果はいつも「検出なし」です。紅茶が積まれたコンテナが神戸港に入港した際の、検疫所のモニタリング検査を受けることもありますが、こちらでも残留農薬が検出されたことは一度もありません。