日かげ

こんにちは。

昼間、出歩くのが危険な暑さでしたね。

 

さて「ケニアは暑い?」と聞かれることもしばしばありますが、ケニアは多様性の国。場所によって全然違います。一言で答えることはできませんが、私たちの紅茶の生産地メルーのギドンゴ地域は、湿度も低く、標高も高いため、すごしやすいと思います。いまの季節は寒いくらいです。製茶工場がある付近は、赤道直下で標高が2000m弱、晴れるともろに陽の光が肌に刺さってきます。

 

このあたりの茶畑では、摘み取られ生の葉は、カゴにいれて日かげに置いておきます(基本的に一日に2回、茶葉の集荷場に持っていきます)。その日かげは、だいたい背の高い木の下です。生の葉に直射日光が当たり、葉が傷むのをできるだけ避けるためです。葉っぱだけでなく、茶摘みをする人たちが、ひと休みする場所も、この木陰です。休憩時間のミルクティーは、おうちから持ってきた魔法瓶に入っています。扱いやすいプラスチックのコップで飲みます。お茶好きにとって茶畑でティータイムなんてステキ!いいな~って憧れちゃいますね。

 

そんなわけで、猛暑の都内、日かげを探して歩いていたとき、ふとケニアの茶畑の日かげ(木陰)のことを思い出した次第です。

 

ついでに(?)人生初めてケニア・ナイロビに降り立った日のこと。ナイロビの空港から市内に向かうモンバサ・ロード沿いの木の下で、休憩しているケニアの人々を見たとき「あ~ケニアに来たんだな~」と感じました。アフリカ=アカシアの木、そんなイメージがあったからでしょうね。

 

日かげや木陰のありがたさが染みる今日この頃でした!