こんにちは。
暑すぎた7月が終わり、もう8月。暑いシーズンには、香辛料のきいたインド料理とか、発汗を促す食べ物がほしくなります。「食欲がない…」と、あまり食べないのもよくないので、食欲がわきそうな、ケニアの焼き肉・ニャマチョマの写真と動画をご紹介いたします。
前回のナイロビ滞在で、現地に住む友人がよく通っているというバーに併設されている肉屋さん(兼、焼肉屋さん)に連れて行ってもらいました。土曜日の午後、もうすでに常連が飲み始めていたりして、週末ののんびりした空気がただよっていました。
ケニアの焼き肉は、炭火&ヤギ肉が主流。焼くのに1時間はかかるから、友人が事前に注文を入れ、到着時間を連絡しておいてくれました。肉とともにカチュンバリ(紫玉ねぎ、トマトを切り刻んだもの。今回はアボカド入り!)、ウガリをオーダーしました。お肉は、たぶん焼いたあとに、切ったキャベツを包んで蒸し焼きにしたようで、お肉が柔らかく、キャベツもいい具合にしんなり、よい味がついていました。友人は「キャベツだけ、いくらでも食べられる」と、この焼き方をたいそう気に入っていました。
お肉の質は見た目ではわかりませんが、汚染のない草原を自由に行き来し良質な草を食んでいた健康なヤギが理想的でしょう。そして、焼き加減を熟知したプロが、美味しさを左右します。よい肉を扱っているかどうかは、オーナーとの信頼関係構築、それと何度か通わないとわからないので、食欲とかなりの体力&気力が必要です。日本では新鮮なヤギ肉を食べられないので、ケニアでは必ず食べたいのが、ニャマチョマです。
「どんなソースをつけて食べるの?」と思った方、ここは焼き肉のたれなどはなく、塩をつけて食べるのがケニア式(お肉の載ったまな板の端に少し塩が盛られています)。この日は、お店の近くをうろうろしている野良犬に、余った骨を食べてもらいました。ガリガリだった犬、だんだんおなかがおおきくなっていく様子がなんともかわいかったなあ。
世界のみんながコロナ禍を経験したはずなのですが、喉元過ぎればなんとか…でしょうか。ここでは、焼きあがった肉を、客の目の前で細かく切るときに、ゴム手袋ははめていませんでした(素手です!)。うちの家族は、この動画を見て「アウト…」と一言。衛生的には改善の余地が大いにあるお店かもしれませんが、ジューシーなお肉をたっぷりいただけた、大満足のよい週末となりました。