ラマダン明け

ドーハの市内観光で回った芸術博物館のシアター
ドーハの市内観光で回った芸術博物館のシアター

こんにちは。

約1カ月続いた断食の月が終わったそうです。

ラマダン明けおめでとう!

というわけで今日、ケニアは公休日。イスラム教でないケニア国民も、思いがけず長い週末となりります。

 

ところで日本は…?キリスト教徒ではないけれど、クリスマスを一大イベントとしてお祝い(しているふり)する日本では、イスラム教に関しては素通りですねぇ~。私が住む地域には、モスクがあったり、目だけ見える黒い衣装をまとったアラブ風女性もけっこうおみかけします。きっと朝からしっかりお祈り、盛大にお祝いしているんでしょうね。

 

ケニアのいいなと思うところのひとつに、宗教が対立せずに存在していることが挙げられます。見えないところでは、何か問題があるのかもしれませんが、基本的にキリスト教とイスラム教、あとはインド系のヒンドゥー教など、多様な宗教が他をじゃませず、自由に信仰している気がします(ちょっと変にカルト化したような宗派もよく目にしますが、それも放っておいてもらっているようです…)。公休日となるのは、キリスト教とイスラム教の祝日ですが、インド系のお祝いがあるときは、公休日にはならないけれど、新聞の広告欄に大きく、そのお祭りおめでとう的なメッセージが載せられ「あぁ、今日はヒンドゥーのお祭りの日なんだ」なんて気づかせてくれます。

 

「多様性を認めよう」と言っても、なかなかそうはいけてない日本…。ケニアのようにゆるやかに、何か違っても「それはそれでどうぞ…」というスタンスになれる日は、日本にやって来るのでしょうか。ある日突然、そんなふうにはならないでしょうから、少しずつでも「知らないを知る」をやっていって、多様性が育まれるといいなと思います。