こんにちは、ひさこです。
近所のビワの木を見て、ケニアにもビワがなっていたな~と思い出したので、今回はビワについて少々。
中国と日本南部が原産といわれるビワですが、「ケニア山の紅茶」の産地・メルーの農家さんのお庭にも木がありました。「ビワだ!」と感動し写真を撮っていたら、その場で実をとっておみやげにくれました。アジサイと同じように外から持ち込まれ、このエリアに定着したようです。自家用なので、日本で出回るような大きな感じではなく、小ぶりで食べられる部分が少なめです。それでも自然なやさしい甘みとビワの味がしたなと記憶しています。
健康のためにビワの葉をお茶として飲む話を聞いたことあります。昔から民間療法でお灸にも使われたり、果実だけでなく、木の部分や葉などが利用されてきたようです。樹木の図鑑によると、ビワは「日当たりのよい暖かい場所を好み、暑さと乾燥を嫌います。弱酸性の水はけのよい土壌を好みます」とありました。こちらもまた、紅茶と同じような土地でよく育つんですね。
紅茶農家さんを訪ねるときや、製茶工場の茶畑担当のマネージャーさんと「日本にもビワがなる」とか会話していると、「日本にはどんな野菜や果物が育つの?」と聞かれたりします。熱帯の果物はほとんど輸入に頼っている日本ですが、こんなふうに共通点が見つかると、ちょっとうれしい気持ちになります。