メルーのアジサイ

こんにちは、ひさこです。

日本の梅雨の花と言えば、アジサイ。もともとアジサイは日本で育成された園芸品種で、太平洋側に自生するガクアジサイが原種だそうです。ヨーロッパに渡り、改良されたものが、再び日本に入ってきて、いろいろな品種が日本でも出回るようになりました。

 

「お寺、雨、アジサイ、かたつむり…」のセットで、日本の梅雨のイメージが強いアジサイですが、「ケニア山の紅茶」の産地・メルーで育っていたアジサイをご紹介します(写真2枚目以降)。これを初めて紅茶農家さんのおうちでみかけたときは、なんとなくうれしくなりました。

 

1枚目の写真は、近所(都内)で咲いていたアジサイ。それ以外の3枚はケニア山のふもと・ギドンゴ地区の紅茶生産者さんのお宅で撮らせてもらった写真です。どちらも青系ですね。アジサイは、ご存知のとおり、アルカリ性の土壌では赤系、酸性土壌だと青みが強く出ます。また、紅茶の木と同じく、肥沃で水はけのよい土壌を好むようですので、ケニア山のふもとで育つのも、不思議ではないんですね。ちなみにギドンゴ地区の土壌は、ケニア山の火山灰土(pH5.0~5.6)とアフリカ大陸特有の赤土で構成されています。紅茶だけでなく野菜や果物がとてもおいしく実ります。