Old is ...

おばあちゃんと孫たち
おばあちゃんと孫たち

こんにちは、ヒサコです。

前々回、ケニアの人たちの子ども好きについて書きました。今回はお年寄りについて、少し書いてみます。

 

ナイロビのごちゃごちゃした町中では、お年寄りに出会うことはあまりありません。おじいさん・おばあさんは、基本的にはいなか暮らしをしているのだと思います。例えば、地方に住むおばあさんには、何人かいる子ども(すでに成人)の家族が近くに住んでいて、その家族の子どもたち(孫)にも囲まれ、だれかが身のまわりにいるという感じです。新鮮な空気、質素な食事、からだを動かせる畑や家畜の世話があり、たくさん物がないかもしれませんが、いい生活リズムと環境にあるのかもしれません(ただ、みんながみんな健康というわけでは、もちろんありませんし、何かあった時、医療の面での心配事もあります)。

 

2年前、神戸に来ていた丸川さん一家と一緒に、スーパーで買い物していたとき、腰がずいぶん曲がったおばあさんが、一人でお買い物しているのをみて、奥さんやお嬢さんは、「日本語がわかれば、おばあさんの買い物の手伝いをしたい」と話していました。ケニアでは見ない光景に、かなりショックを受けていた様子でした。

 

昔ながらの知恵や、生活で必要なことなどたくさん知っている、おじいさん・おばあさんに対し、ケニアの人たちは尊敬の気持ちと愛情を持って接しているように、私には見えます。ケニアには「敬老の日」の祝日はないけれど、「Old is Gold」といって、お年寄りをふだんから敬っています。