子ども好き

紅茶農家訪問。ここの赤ちゃんは泣かなかった!
紅茶農家訪問。ここの赤ちゃんは泣かなかった!

 

こんにちは、ヒサコです。

しかたのないことですが、毎日、コロナの話題が多いですね。こんなときこそ、ほっこりできる話題を。

 

この2月、ナイロビでマタトゥ(ルートの決まった乗合タクシー)に乗っていたときのこと。昼間でそれほど混み合ってない時間帯に、赤ちゃんを抱えたママさんが乗ってきました。次の停留所で中年男性が乗り込み、ママさんの横に座ろうとしたとき、赤ちゃんに「ハ~イ♡」と笑顔で声をかけました。実はこの光景、よくあるんです。そんなやさしそうな笑顔ができるのか、というような大男が、小さい子にニッコリ笑いかけたり、話しかけたり。そしてだいたい、子どもの反応はOK。知らない人だからといって、それを見て泣く子はいません。大家族やたくさんの人たちに囲まれて育つ環境が、そういった子どもたちを育むのでしょうね。ついでに、兄弟が多い、大きな荷物があるなどの理由で、おかあさんの膝の上に乗れないときに、となりの見知らぬ乗客の膝にちょこんと、おとなしく腰掛けることができるのが、ケニアの子どもたちです。公共の場やスーパーなどで、泣き叫び駄々をこねるような子はみたことありません。赤ちゃんもおとなしく抱かれていて、あまり泣きません。ただ私たちのような肌の色が薄い人に対しては、泣く子もいます(見慣れない色で怖いからだと思われます)。プライベートでも公の場でも、子どもをかわいがるのは、男性でも女性でも当たり前のケニア。それに比べ、日本、特に東京や大都市では、よその子はよその子なんでしょうか、目があってニッコリとか、声をかけたりする人(特に男性)は、ほぼないですよね。女性は「かわいいわね~、何ヶ月?」など話しかけるのは、ありますが…。

 

そうそう、日本の大都市のバスや電車では、乗客はほとんどしゃべらなくて、本当に静かですよね(若い学生さんのグループとかいたら、違いますけど…。静かすぎて怖くなる時があります)。

 

ケニアの人たちの、子ども好き、人好き、おしゃべり好きなところを思い出していると、なんだか温かくなってきます。こんなにいい季節に外出自粛はつらいけど、楽しいことを思い出したり、コロナが収まったあとの楽しい予定を考えたりして、気持ちを晴れやかにして乗り越えたいです。