ナイロビから「ケニア山の紅茶」の産地・メルーへは、陸路で4時間半(詳しくは以前の訪問記をご覧ください)。終点のメルー・タウンの前のジャンクションで下ろしてもらい、庶民の足・マタトゥに乗り換えます。この周辺のマタトゥは、ニッサン・ハイエースタイプではなく、プロボックスやシエンタなど、小さめの車に姿を変えています。もちろんギューギューにして乗ります(運転席の横に2名、真ん中の列は4名、後部は3名)。今回は幸い、一番前に乗れたので、真ん中よりは少し余裕がありました。そんなに待たずに満席になり出発。舗装されているけど、途中には大きなバンプ(スピードを落とさせるための道路上の盛り上がり)がいくつもあるので、車の底を擦らないよう、スピードをゆるめます。途中下車やお客を乗せたりし、15~20分ほどで製茶工場に続く道とメイン道路のY字路に着きます。そこからまた10分ほど歩く道がこちら。数年前までは赤土の道で、くつがアフリカの大地色になっていました。が、いまは舗装道路で快適に歩けます。車もほとんど通らず、鳥の鳴き声がチチチチ聞こえる、とてものどかな地域です。