ILFARのダクタリこと稲田先生と一緒に、先生の活動拠点・プムワニへお米配達に行ってまいりました!
ブログでも何度も登場するダクタリは、ナイロビのスラム・プムワニで周辺の医療機関と連携し、地元出身のスタッフたちを教育しながら、エイズ患者のカウンセリングを行っています。また年に一度、日本の医療従事者がケニアに訪れ、無料診療キャンプを行い、スラム地域住民に医療サービスを提供しています。これらILFARの活動の一つに、給食提供サービスがあります。事務所周辺の子どもたちへのランチの提供です。60人以上の子どもたちにご飯を作っているのは、ママ・マジワ。この日も、お米等の受領が終わると、ごはんに混ぜるじゃがいもの皮をむき始めていました。「大勢にごはんを作るのは、大変ですね…」とねぎらうと、「給食にかかわって、かれこれ16年。大変だけど、私の使命」とちょっとお疲れ気味でしたが、ニコっと笑ってくれました。給食を配膳するときに何度か立ち会ったこともありますが、60人ものちびっこたちの手洗いから始まり、きちんと座らせ、きちんと食べさせるのは、大仕事。この給食サービスは、日本からの支援とママ・マジワの日々の努力でなりたっているということを、ひしひしと感じました。
さて、ダクタリの話に戻りますが、前回もお伝えしたように、先生は大工仕事もプロフェッショナル。今回も、継続して改装している事務所をみせていただきました。先生は、中古屋さんで見つけたオフィス用デスクなどもご自身で買いつけたり、週末のあいている時間をこの改装に費やしてこられました。もう少しで完成!とにかく、何もなかったころを知るものは、驚くほどの変化です。
稲田先生とケニアで出会ってから早10年。月並みですが、ケニアの人たちと歩んできた先生の活動に、ほんの少しかかわることができ、感謝しています。先生がプムワニへ注ぎ込むパワーをおすそ分けしてもらいながら、もちろん「ケニア山の紅茶」をたっぷり飲んで、これからもお手伝いさせていただきます!