ケニアの健康食品?

ジャンボ!あきこです。今回はケニアで売られている健康食品をご紹介します。

 

1)モリンガ(Moringa Oleifera)粉と歯ブラシの木

去年、ニーム茶をブログでご紹介した通り、ニーム(Neem)の葉は健康飲料のハーブティーとして売られていますが、味は「罰ゲームで飲む」ような苦い草味です。しかし、冷めてから飲むと口の中がサッパリするので、私個人は嫌いではありません。

モリンガにはビタミン・カルシウム・プロテイン・鉄分が豊富にはいっているらしく、奇跡の木と呼ばれているそうです。

ケニアのスーパーでモリンガ・パウダーを買ったので牛乳と混ぜて飲み続けました。牛乳とは混ざりにくいので、シェイカーを使いました。1ボトル100g入りを2か月ほど飲み続けた結果、体重・体調ともにとくに変化なくあいかわらず元気で、モリンガ効果はわかりませんでした...。

 

そして、ケニアの路上で売っている「歯ブラシの木」は、モリンガまたはニームの小枝といわれていますが、こちらはひさこさんがナイロビの路上で買ってきたので、正体不明です。そのお味もご紹介しましょう。

まず、屋外でかじるのをお勧めいたします。小枝の先を口の中に入れて少々ふやかしたら、周りの樹皮を前歯ではがし、ペッします。この樹皮はほのかにニーム茶の味がしました。樹皮をキレイにかじり取ったあとは、枝部分を奥歯でカジカジしますが、これがけっこう固い!小枝は乾燥しているので、唾液をよ~くしみこませカジカジしていると、先がほぐれてきます。そのほぐれ繊維(?)部分が抜けてきて、口の中に張り付くので、それもペッペッします。30分ほどカジカジしていると、写真のようになります。これで歯にブラシがけしようとしても、固くてできません。葉の間にほぐれ抜けた部分が口の中にひろがり、髪の毛が口の中に入った時のような感覚で、もうこれ以上は無理でした。というわけで、歯がきれいになったかどうか、まったくわかりませんでした。しかし、考えてみると、枝をかじって30分唾液をペッペッしているだけ、口腔内はきれいになるはずです。翌日もう一度やってみましたが、口の中が毛だらけのような気分になりすぐに断念、30分かじりはもう無理でした。挿し木できると聞いたので、木は乾いているとはわかりつつも、水につけて数日置いておいたらカビが生えてきて、増やすことは無理でした…残念。

 

2)ネトル茶(Nettle)

ネトル、というセイヨウイラクサの葉っぱのお茶です。お湯で煎れると色が藻だらけの沼のような深緑色、味は子どもの頃に海岸で浜辺に打ち上げられた昆布を洗ってからかじったような味でした。冷めてから飲むと味もやわらぎますが、飲んだ後もサッパリしなくて、コップ一煎を一口ずつ1日かけてやっと飲み干せる状態でした。デトックス効果なのか、年なのか、トイレの回数は多くなったような気もしました。

 

3)食べる石(Rosted Clay)

ケニアでは妊婦さんが好んで土を食べる、と言われています。4年前に私が「ナクマット」というスーパーに行ったとき、男性店員さんに「食べる石って売ってる?」と聞くと「これさ、よく売れてるよ!」と食品の棚に案内されました。「あなたも食べるの?」と聞くと「NO!女性だけさ。」と笑われました…。私も実際に食べてみたところ、砂利置場で風が吹いたときに舞ってくるあの匂いと味、あきらかに土です。最近は医学的にも食べないほうがいいと言われているようですので、今でも売っているのかわかりません。結局、植木鉢の土の上において水をかけたら、数回で溶けて土に戻りました。

 

というわけでケニアでもブームになりつつある健康食品ですが、私にとっての健康の秘訣はお茶しながら友達とおしゃべりすること、です。お茶とはもちろん「ケニア山の紅茶」!(※あくまでも個人的な意見です♪)