カルダモン

急に冷え込み、空気も乾燥してきましたね。温かい紅茶がおいしい季節です。

 

先月の安穏朝市で「裸足でスパイス」のゆかさんから、グリーン・カルダモン(写真左)を購入しました。これまで使っていた薄い茶色のカルダモン(ホワイト・カルダモンと呼ぶようです。写真右)は、いつもケニアで買ってきていますが、グリーンとの違いを確認すべく、ためしにグリーン・カルダモンでチャイを作ってみました!

 

グリーン・カルダモンのほうが、より若々しく、強い香りを放っている気がします(ホワイトのほうは緑臭が取れて、落ち着いた感じ)。カルダモン特有の清涼感が、こっくりしたチャイの甘みとマッチしますので、どちらでチャイを作ってもおいしいで~す(素人コメントでスミマセン!)。

 

スパイスのゆかさんに、緑色と薄い茶色の違いを聞いたところ、グリ―ン・カルダモンを脱色(漂白)して乾燥したものがホワイト・カルダモンらしく、主にヨーロッパで人気だそうです(わざわざ脱色しなくても、緑のままでいいのになぁ、とも思いますが…)。ちなみに「裸足でスパイス」のゆかさんも、10月16日(日)の築地本願寺・安穏朝市に出店予定です。良質なスパイスが手軽に買える機会をお見逃しなく!

 

おいしい利用方法としては、チャイはもちろん、アラブ地方ではコーヒーに入れたり、北欧ではワインに入れて楽しむようです。たしかに、ケニアの海岸地方(アラブの影響が色濃く残っているモンバサなど)では、カルダモンが入っている濃いめの甘いコーヒーを、陽が沈んだあと夕涼みのときに飲んだりします。体のほてりを抑え、消化を助ける作用のあるカルダモンは、暑い地方では欠かせないスパイスなのでしょうね。それと、さわやかなアクセントのあるスパイスなので、甘いお菓子やマハムリとの相性も抜群です。

「脂肪分を分解し、消化を助けます。頭痛、車酔い、口臭予防、精力増強も効果もある」そうです。

 

「香りの王様」とも呼ばれるカルダモン。チャイと一緒に、ぜひ味わってみてください!