玉堤つどいの家

アッサラーム・アレイコム!アラビア語でご挨拶いたします、あきこです。

イスラム教の方たちも多く住んでいるケニアでも、ラマダンが明けました。世界中で平和な日々が続くことを祈っています。

 

さて、今回のブログは、あきこのママ友からご紹介いただき、彼女が働いている「玉堤つどいの家」さんにて、ケニア紅茶のワークショップを行いましたので、そのご報告です。

 

「玉堤つどいの家」は、18歳以上の肢体が不自由な方たちが通う施設です。私たち交友会の事務所から歩いてたった5分の場所ですが、その存在をママ友に教えてもらうまで、私は全く知りませんでした。ママ友から、「ワークショップの前に、どんな方が利用しているか知ってもらいたいから、一度ボランティアさんとして遊びに来てみて!」と誘われて、5月に訪問させていただきました。その日の日課は「風船バレーボール大会」。みんなで楽しく風船でバレーボールをした後は、お昼ごはん。利用者さんの介助をお手伝いしながら一緒に食べました。利用者さんは、言葉を話せる方から、トーキングボードを使ってお話してくれる方、言葉はななせなくても目で合図してくださる方、などなど…。皆さんのだいたいの様子が分かったので、是非「ケニア紅茶話」を聞いていただきたい!と、スタッフの方にご協力いただき、7月8日にワークショップを行う運びとなりました。

 

この日は利用者さんが12名、保護者の方3名、ほか、スタッフさんたちもたくさんご参加いただきました。いつものとおり、ひさこさんがスライドショーをしながらケニア紅茶の説明をして途中で紅茶の試飲、最後にケニアチャイを作って飲んでいただくのですが、利用者さんたちの多くはネコ舌!ケニア風の熱すぎるチャイは飲めないということで、今回は牛乳を入れたあとは火にかけず、そのままお出ししました。スパイスもちょっと少なめにしてみたところ、皆さん「おいしい!」といってくださり、ワークショップは大成功!

事前にスタッフの方が「ケニア講座」を開いて、利用者さんたちにケニアについてお話してくださっていたので、みなさんますますケニアに興味を持ってくださった様子でした。

 

利用者さんは身体は不自由でも、心は自由にはばたき、学習意欲があっていろいろなことに興味を持っていらっしゃいます。今回のワークショップをきっかけに、紅茶やケニアについて興味を持ってくださったらうれしいです。ご参加いただいた皆様、アサンテ・サーナ(ありがとう)!