ケニアの首都・ナイロビには、いろいろな国の人たちがいます。おかげさまで、その国の人たちの料理を楽しむことができます。私のおすすめは、インド料理とエチオピア料理。ナイロビに住んでいたとき、友達とよく食べに行っていました。「安くておいしい」というのが大きな理由です。今回は、日本でもなかなか食べられないエチオピア料理について、ちょっと思い出しながらご紹介しますね。なんだか、最近ムショーに食べたくなったので…。
まず、お店に行って注文する「チマキ」。もち米の…?ではありません。ミックス・ジュースです。季節の果物が何層かに重なった、見た目も味もおいしい飲み物。パパイヤ、アボカド、マンゴー、パイナップルなどが入っています。
メインの食べ物でいつも注文するのは「シロ」「ドロワ」「ジィルジィル」。
わからなければ、「白、泥、ズルズル」と言えば、簡単に注文できます!
シロ(Shiro)は、ヒヨコマメをペースト状にしたカレーのようなもの。お店によっては唐辛子がきいています。ヒヨコマメの味が主食のインジェラによく合います。
ドロワ(Doro wat)は、炒めた玉ねぎと唐辛子のきいたソースに、骨付きチキンとゆで卵が入っている香辛料のきいたカレーのようなもの。
ジィルジィル(Zilzil)は、グリルした牛肉で、ローズマリーがそえられて提供されます。チリソースとマスタードをつけて食べると美味。お店の人に頼めばでてきます。
その他、お魚フレークや野菜炒め(ケールやキャベツの炒め物)などもあるので、注文方法がよくわからないときは、ミックス・ディッシュ(写真参照)を頼めば、いろいろなものをちょっとずつ楽しめます。
お料理と一緒にいただく主食は、インジェラ。テフという穀物の粉を発酵させ、クレープのように鉄板で焼いたもの。見た目は、少し薄汚れたおしぼり(?)ですが、酸味のあるしっとりもちもちクレープ。お店や季節によって酸味の具合が違ったりしますが、それを楽しむのもケニア流です!足りないときは、気軽におかわりができます。
食事のあとには「ブナ」。コーヒー豆を鉄板の上で炒って、お湯を注いでコーヒーを抽出。エチオピアのコーヒー・セレモニーです。かわいい形のポットに入ってきます。演出のためか、松脂を焚き、煙をモクモクさせたものがお盆に載って、ポップコーンと一緒に提供されます。おちょこのような小さなカップにコーヒーを注ぎ、砂糖を入れていただきます。
写真の最後にあるエチオピアワインは、昔に一度いただいたことがあります。普通のワインを想像して飲むと…??なかなかおもしろい味でした。
というわけで、ケニアに行くときは、ぜひエチオピア料理を食べてみてくださいね!