ジャンボ!あきこです。
ひさこはチャポーだけではなく、ウガリ作りもケニア人並に上手です。
私は何度ひさこの指導を受けても、うまく作れません。
ここで、彼女に密着して作り方をご紹介しましょう。
材料(3人分) 所要時間:20分
・水…3カップをゆきひら鍋でグラグラと沸かす。
(これとは別に調整用として、熱湯1カップを用意しておく)
・ウガリ…2カップ
今回使用した「HOSTES・ホステス」は高級ウガリです
・オリーブオイル…大さじ1~2
①強火で沸騰したお湯に、まずは、一握りつまんだウガリ粉をパラパラと入れて熱湯となじませる。
②中火にして、残りの粉もカップからゆっくりサラサラと入れる。
一気にドサっと入れると、ダマになって練るのが大変になってしまいます!
この時、長年の感覚で、調整用の熱湯を継ぎ足したりウガリ粉を足したりします。
水っぽくないようにしてください。へらでこすると、ゆきひらの底が見えるぐらいの感覚です。
③中火のままヘラで練る!ゆきひら鍋にヘラをこすりつけ、ダマをならしながら練る!
ここからは暑さと腕力との戦いです。5分間練り続ける!
ケニア人は毎日これをやっているんだ~と思いながら、尊敬の念を込めるとおいしくなります。
④オリーブオイルを丸を描きながら流しいれ、すぐ練る!
5分間練り続ける!(途中で気が遠くなってくるので、もう一度ケニア人のことを考えましょう。毎日この作業をしているのですから)
⑤ウガリがしっかり練れたら、ヘラで表面を平たくならし(中心に集める感じで)フタをして、弱火~中火で5分放置。
⑥ゆきひら鍋の内側ウガリ部分がキツネ色になって、おせんべいのような焦げた匂いがしたら、火を消す。フタを取って、平たい大皿をかぶせ、ゆきひら鍋ごとひっくり返す!
鍋はまだそのまま、お皿を上にのせたままにして、さらに5分放置しておく。
⑦ゆきひら鍋をはずしたら、きれいなウガリがお皿の上に!
鍋にこびりついたパリパリ部分は、すきまにナイフを入れると、ポロリとはがれる…はずです。できなかったら、パリパリ部分はあきらめる。
⑧ケーキのようにカットして、シチュー系のおかずと一緒に食べましょう。
我が家では、日本のカレーと一緒に食べます。
・付け合せ
青菜いためもあるとよいです!
ケニアならスクマウィキのロイコ炒めが定番ですが、日本では、玉ねぎみじん切りをオリーブオイルでいため、ほうれん草・小松菜など青菜を入れてマギーブイヨンやコンソメで味付けたものでOK。スクマウィキの作り方はこちら
・食べ方「オトンジ」
食べるときは右手のみを使います。
ウガリを一口サイズにつまみ、数回ネチネチ・モミモミ…(餅つきのように)
この行為を「オトンジ」と言います。
右手だけでオトンジして、握り寿司飯のような形にします。
真中に親指の関節を埋め込んで、へこみをつくり、そのへこみ部分におかずをのせて、パクリ。こっ、これはうまい~!
しかし、ナイロビのレストランでは、オトンジしている人は見かけません。
みんなフォークとナイフで上品に召し上がっています。
ウガリを作るのは面倒ですが、このつくり方がおいしさの秘密なんですね~!