去年の9月にナイロビ市内のウフル・パークに記念碑が建てられたということで、今回この公園に行ってみました!
ケニアの独立のために戦った人たち(”マウマウ戦士”と呼ばれます)、ケニア政府、人権団体、イギリス大使館やなどが、過去~ケニアの人たちが独立運動の時期(1952年から1960年)に受けた拷問や非人道的扱い~を認識する、というような記念碑でした。この記念碑エリアの中には、ケニア解放のために戦った戦士と女性の銅像もありました。当時女性は、サイザル・バッグ(スワヒリ語で”キオンド”)に食料を入れて、戦士たちに手渡していました。戦士やその支援者が捕ったとき、拷問で仲間の情報など聞かれるのを恐れ、バッグを渡すときには「お互いの顔は見ない」(誰だったのかを覚えないようにする)というルールがあったそうです。記念碑には、そういった当時の様子が英語とスワヒリ語で、記されてあります。ちなみにサイザル・バッグは、ケニアの日常的雑貨を越え、おしゃれなバッグとして、日本も含め世界中に広まり、主に女性に愛用されています。
これを機に、ケニアの歴史を知るのもよいかもしれません。数は多くはありませんが、普通の図書館にも文献はあります。うちの近所の図書館にも「マウマウ戦争の真実―埋れたケニア独立前史」があったので、久々に独立の歴史をおさらいをしようと思います。
追伸、ウフル・パークは一般の人たちでにぎわっていますが、ナイロビ市内など外出する際には、安全にご注意ください。