なんだか英国の香りがプンプンしますが、ナイロビ郊外・キアンブにある大きなゴルフ・ホテルです。ケニアで「Windsor」というと、だれもが「ミチュキがオーナー」と言います。ミチュキ氏は数年前にお亡くなりになった大物政治家ですが、ここのオーナーだったかどうかの真相は「?」です。
今回は、丸川さんの家族サービスにご一緒にさせていただきました。お茶所メルー以外、遠出をしなかったそうで、奥様とお嬢さんとゆっくり、夏休みの最後をすごしたい…そんなプランに私も呼んでいただきました。自分ではなかなか泊まることがない、ウィンザー・ホテル。一般にいう「コロニアル風」の建物ですごいドレスを着た女性が、階段から下りてきそうな感じです。もちろん、私たちはいつもどおりのカジュアルな服装でお泊りさせていただきましたが…。
夕方ちょっと前、プールサイドでTeatimeを楽しみました。8月のケニアは日本の季節とちょうど逆。寒いので、プールでは泳ぐなんてムリ…と思いきや、野外でもちゃんと温水プールでした。さすがウィンザー!?ケニア人の男性が一人、泳いでいました。同じく家族サービスでしょうか。インド人や白人の家族がTeatimeならぬ、Soda-time(おとうさんはBeer time)していました。
夕飯の時間になりました。こういうホテルは、だいたいビュッフェ・スタイル。偵察に行くと、お値段の割には、種類が少ない気がしました…。が、選択の余地はなさそうなので、ここに決定。私たち以外、お客が見当たりません。あとから来るのでしょうか、団体客向けのテーブルがセットさせています。レストランの案内係が私たちを迎えるやいなや、「スニーカーやオープンシューズでは、室内席でのお食事できません」と。私たちは全員カジュアルな服装でしたので「靴はこれしかないんですが…」と言うと、「外のテーブル席ならスニーカーでも構いません」。「…全然お客がいないのに、ずいぶんお高くとまってるな~」と心の中でつぶやきました。
ケニアの大きなホテルでは、一応そういう堅苦しい決まりがあります。厳密に守っているところなんてあるのだろうか…?ここはケニアですよー?まぁ、外のほうが、オープンな感じでよいので、外のテーブルを案内してもらいました。焼き肉のChoma Zoneの近くにテーブルを確保。飲み物を頼んだ後、いざ出陣。スープ&パン~サラダ~メイン~デザートと、ひととおりいただき(いや、肉はおかわりしました)、おなかいっぱいに!!私たちよりあとに来たお客も、外のテーブルで夕飯を楽しんでいました。サンダルで来ている白人のおっちゃん2人組は、いかにもケニアに長く住んでいるタイプ。半ズボン姿でおしゃべりを楽しみながら、お食事してお酒を飲んでいました。フォーマルな服装は、室内を陣取る団体客のみでした。
翌朝は少し早く起きて散歩。ゴルフ場の周りにあるジョギングコースをのんびり歩きました。朝のひんやりとした空気が気持ちよかった~。庭師スタッフがスタッフ小屋でお茶をしている様子もみえました。バンカーではお猿さんたちが遊んでいたり、サギの仲間がゆったりと歩いていて、それぞれが朝の時間を楽しんでいます。ゴルフはやったことないけど、この緑の芝生でコロコロ転がったり、フリスビー投げたりして遊びた~い!そんな感じでした。ホテルのとなりの敷地にはコーヒー畑もありました。
散歩の終盤、何やらうしろから人の声が…。ちょっとした森を通り抜けてきたので、一瞬「つけられたか?!」と焦りましたが、違いました。中華系の男女のグループでした、ホッ。最近、東洋人といえば中国人がやたら多いケニアです。ちなみに、ここのホテルの警備は、プライベートの警備会社がやっていません。特別ポリスが警備にあたっています。が、ゴルフ場の端っこにいた二人のポリスは、椅子に座って目を閉じていました…(通り過ぎたときに目を開けたので、「おはよう!よく眠れましたか?」「Yes」って…)。
散歩後は「またしっかり朝食べるぞ!」と気合が入ります。朝食も外のテーブルを確保。朝の日ざしが結構来ます。今朝のレストランは、昨夜見なかったお客がたくさん。ポリスだか軍隊の制服を着ている男性もちらほら。何かセミナーがあるですね。すでにゴルフコースに出てプレイしてる人をながめながら、ゆったりのんびり、朝ごはんをいただきました。たまにはこんなふうに、の~んびり朝食をいただくのもいいですね~♪
聞くところによると、ケニア人のあこがれる結婚式場のNo.1は、このウィンザー・ホテルなのだそう。テレビでは一般人の結婚披露宴を特集した番組の視聴率が、高いという話です。かわいいメイク、髪も素敵におしゃれして、白いドレスを着る…どの国でも、女性が夢見るウェディング。ケニアの披露宴に興味のある方は、TVの「Wedding Show」にチャンネルを合わせるか、土曜日にこのようなホテルに来れば、見ることができますよ~。
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