<ギゼリ> Githeri
ケニアの代表的な豆料理です。
もとはバンツー系キクユ族の食べ物でしたが、いまはケニア全土に広まって食べられています。豆だけのシンプルなシチューですが、バリエーションでじゃがいもやにんじん、牛肉が加えられ、栄養価と風味を高めることもできます。
単体でも立派な食事ですが、ごはんやチャパティといっしょに食べられたりもします。現地ではメイズ(白くてかたいとうもろこし)が入りますが、日本ではなかなか手に入らないので、コーンを使います。
【材料】 2~3名分
・金時豆 1カップ
・うずら豆 1カップ
(お好みの豆、たとえば黒豆やキマメなどを使ってももちろんOK。豆の合計が2カップになるように)
・たまねぎ(大) 1個
・にんにく 2~3片
・熟れたトマト(中) 2~3個
・コリアンダー ひとふさ
・コーン 1缶(生のトウモロコシは茹で、芯からとっておく)
・じゃがいも(中) 2個
・にんじん 1本(お好みで)
・サラダ油または牛脂 大さじ3
・塩 適量
・チリパウダー、クミンパウダー、ターメリック、ロイコ(ケニアの調味料、なければマギーブイヨン)お好みで
・湯(または水) 適量
【準備】
・豆は一晩、水に浸してもどしておく。
・鍋に水と豆を入れ、35~40分ほど茹でる。茹で汁を捨て、軽く塩をふる。
・早く調理したいときは、豆を茹でている途中にじゃがいもなどを加えてもOK。
・にんにく、玉ねぎ、トマト、コリアンダーは細かく刻んでおく。
・じゃがいもとにんじんは、さいの目に切る。
【作り方】
1. 鍋に油を入れ、細かく刻んだにんにくとたまねぎを、透明になるまで2~3分間炒める。トマトを加え、柔らかくなるまで炒める(クミンやターメリックなどはここでいっしょに)。
2. じゃがいも、にんじんを加えて火を通す(すでに茹でてある場合は、3へスキップ)。
3. とうもろこしと豆を加え、2~3分間炒める。湯(または水)を加え煮込む。
4. 塩、調味料などで味を調える。
5. コリアンダーをふりかけて、温かいうちに召し上がれ。