マダラカディ

こんにちは。

今日、ケニアはMadaraka Day(マダラカディ)。

イギリス植民地だったケニアが自治権を獲得したことを記念し、お祝いする日です。ケニアの独立は1963年。それから62年が経ちました。当時を知る人も高齢化、語り継ぐ人も減っていきます(ケニアに限ったことではありませんが…)。

 

今年のマダラカディの目前、5月28日朝、ケニアの作家、グギ・ワ・ジオンゴ氏(87歳)が亡くなったというニュースを読みました。毎年、ノーベル賞の時期、ひょっとしたら彼が文学賞を受賞するのでは?とケニアに関わりのある人は思っていたのではないでしょうか。残念ながらそれは叶わず…。

 

彼の作品をとおして、キクユ族の文化や社会のこと、独立前後の歴史など、ケニア事情を学ぶことができます。かつて私は無理をして、彼の作品の英語版を買って読んでみました(結局、そのあとで日本語訳を読み「あ~なるほど」となりました^^;)。彼は英語で作品を書いていましたが、のちに母語(キクユ語)に切り替え、活動していたそうです。

 

ナイロビに育った人など、母語は聞けるけど話せない、なんて人も増えてきていますし、民族を越えての結婚もあり、家族の会話はスワヒリ語(ケニアの国語)で、っていうパターンも多い気がします。

 

42以上のことばがあるケニアでは、その民族の違いで大きな対立が起きます。選挙の年は特にそうです。民族が違うという理由で、人殺しもあった過去を考えると、いっそのことなくなってしまえば?と思ってしまいます。とはいっても、なくなるものでもないし、ことばに紐づく歴史や文化を思えば、継承の重要性は理解しないといけないですよね。違いがあって当然、それをお互い認め合って、うまく暮らしていけるのが理想です。

 

ケニアに生まれ育ち、政治理由で海外に拠点を置きキクユ語の表現活動に一生をささげたジオンゴ氏、どうぞ安らかにお眠りください。