バオバブ

バオバブと聞くと、マダガスカルのバオバブ・アヴェニューや「星の王子さま」を連想する方が多いと思いますが、ケニア(海岸地方)にもバオバブはたくさん生えています。

 

以前泊まった海辺のホテルには、巨大なバオバブ(上段の写真)がありました。また、別のビーチの近くには幹がスッキリとした、たぶん若め(といっても大きな木、下段の写真)のバオバブを見ることができました。

 

バオバブは成長が速く、干ばつに備えて幹に水分をためる性質があり、年輪が残らないから樹齢を数えられないらしいです。それでも幹回りの大きなバオバブの樹齢は、500年~1000年、もっと?)と推定されています。樹皮は屋根材やロープ、薬などとして用いられ、実も万能薬、葉も調理して食べられるそうです。バオバブのたねはおやつとしてもポピュラーでです(モスク付近でよく売られています)。かなり酸っぱいので梅干し感覚で挑戦してみてください(着色されているので、舌が真っ赤になります)。日本でも、バオバブパウダーが、スーパーフードとして注目されていますよね。

 

本屋さんで『地球遺産 巨樹 BAOBAB(写真 吉田繁)』という本を見つけました。バオバブ愛がたっぷりの写真と文章が載った本です。気(木?)になる方は、ぜひ読んでみてくださいね~。