3月3日は

夕焼けのケニア山をながめて
夕焼けのケニア山をながめて

こんにちは、ヒサコです。

3月3日は、日本ではひな祭り・桃の節句、女の子のすこやかな成長を祈る行事ですね。私が小さいころは、2月中にひな壇を飾って、3月3日が過ぎたら早々に片づけた記憶があります。しまうのが遅れると「お嫁に行くのが遅れる?!」なんて言われたような、言われなかったような…。

 

さて、世界に目を向けますと、今日はWorld Wildlife Dayだそうです。森林に生息するさまざまな種や豊かな生態系が、地球上の人々、特に森の中や隣接している地域に住む人々の暮らしや、固有種や地元コミュニティーとの結びつきに、大きな役割を果たしている、ということに注目していこう、といったようなことが今年のテーマです。そのような意識から、限られた資源の有効活用や環境への取り組み、ひいては貧困撲滅をめざそうという日のようです。

 

ところで、ケニアの環境活動家で、2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんの「Wangari Maathai Day」も同じく3月3日。彼女の環境活動への功績に敬意を表す日です。この日はAU(アフリカ連合)が決めたAfrica Environment Day(アフリカ環境の日)と合わせた記念日のようで、今年は、彼女が亡くなってからちょうど10年。今日はナイロビのUhuru Park(中心街からすぐの大きな公園)の一角で記念式典が行われる予定です。ちなみにこの公園もオープンから50周年を迎え、これまでケニアの人たちにいこいの場を提供してきました。ただ、この公園、ガイドブックなんかには「一人で行ってはいけません」と危険視されている公園です。が、このごろは、週末にもなると即席の遊園地となり、家族連れやカップル、グループなどが楽しい時間を過ごせる場所に変わりつつある気がします(もし行くときは、地元のケニアンたちと一緒に公園に入ることをお勧めします)。

 

ケニアでも3月3日はマータイさんの記念日ということで、これからは、ひな祭りが来たら、植樹活動で平和に貢献されたマータイさんのことを思い出し、身近な緑を愛でながら、ほっとケニアティーで一息ついてくださいね。