ケニアの魚料理

前々回のブログはエチオピア料理でしたが、今回はケニアの魚料理について。

 

ケニアの西にあるビクトリア湖で獲れるティラピアは、湖周辺を本拠地としているルオ族の人たちが大好物。硬い骨までバリバリ食べて(もちろん頭も目も!)、お皿にほぼ何も残らないという友達がいます、自慢です!が、ルオ族でなくても魚を食べる習慣は、ずいぶん前から広まっています。とはいっても「魚がこっちを見てて、コワい」と言って食べられない人もいます…。

 

一般的には鍋たっぷりの油に魚を入れて、まるごと揚げる(素揚げ?)「Deep fried Tilapia」が定番です。レモンをキュっとしぼって、塩を振り、付け合わせのカチュンバリ(トマトと玉ねぎのコリアンダー入りサラダ)や緑のお野菜と一緒にいただきます。定番以外には、ぶつ切りにして、ココナッツシチューで煮込んだものも美味です。ルオ族かルイヤ族の料理人がいる食堂なら、このメニューがあるんじゃないかと思います。

 

というわけで、前々回にケニアに行ったときは、伝統的なルオ&ルイヤ料理を食べられるレストランに行ってみました。ティラピアのココナッツ・シチュー、オメーナのココナッツ・シチュー、チキン・シチュー、オスガとクンデ(ケニア原産の緑の野菜の炒めもの)、主食のウガリ(白と茶色)を注文しました。オメーナは煮干しよりひとまわり小さいサイズの魚で、同じくビクトリア湖で獲れます(日本語の名前は調べたのですが、わかりませんでした。どなたか教えてくださ~い)。夜に獲られたオメーナは、昼間の太陽で干し、市場で売られます。漁業は男性の仕事、干すのと市場で売るのは女性の仕事です。十数年前、ビクトリア湖の町・Kisumuに住んでいたことがあるのですが、そのときよくオメーナを食べていました。安くてカルシウムたっぷりのオメーナのおかげで、骨太&たくましくなれた気がします!?骨密度を高めたい方におすすめです!


どれも日本ではなかなか食べられない味。みなさんもケニアに行ったら、ぜひ食べてみてくださいね!!