開発教育とは?

5月22日、ひさこと私(あきこ)で、教育NGO開発教育協会(通称:DEAR・ディア)主催の「開発教育入門講座」を受けました。開発教育とは、地球上で起こっている南北格差・環境・紛争・貧困などの諸問題に、「知り・考え・行動する」という視点でその解決に取り組んでいく教育活動のことです。

今回の講座は特別編で、「フェアートレードを学ぶ!」がテーマだったので、私たちもケニアの紅茶産業にかかわっているものとしてたくさん学んでいこうと、意気込んで参加しました。

 

参加者は大学生から社会人~主婦(ワタシ)まで幅広く、グループに分かれて貿易ゲームを行いました。

ゲームでは、良い結果を出すためにチームの仲間同士で協力しなければなりません。私が参加したチームは、終了時に一番にはなれなかったけれどビリでもない=だから「私たちは負けてはいない!これからだ!」と、明るい未来に向けて満足できる結果になりました。あくまでもゲーム上ですが。 

 

私は以前にもDEAR主催のワークショップ(=体験型講座)世界がもし100人の村だったら」に参加したことがあり、どちらもゲームを通してですが、「つらいことも楽しいことも、相対する側の立場になって考えてみることが大事」だと感じました。開発教育を学ぶと、普段の人間関係でつらいことがあった時にも役立つと思います。特に、私は2児の母として、子育てに開発教育的考え方を取り入れるよう努力しています。このようなワークショップは、大人から子どもまでたくさんの人に体験してもらいたいですね。

ただ、今回の講座は、ゲームが盛り上がりすぎて、フェアトレードについての時間がカットされてしまったのが残念でした…。

 

 私たち交友会がギドンゴ製茶工場やその地域の人々に支援している様子は、このHP「支援活動」「ケニア山の紅茶とはでも紹介しているとおり、私たちは1992年からメルー県ギドンゴ製茶工場地区の生産者農家に対して、プレミア(上乗せ)を支払いオークションに出回る前の一番おいしい紅茶を買い付けております。そして紅茶の販売利益を生産者や生産地に還元するとともに、「生産者からの手紙」にもあるとおり、地元の人々との交流を通して品質の向上を図っています。

 

みなさまもぜひ、「ケニア山の紅茶」を飲みながら、メルーで茶摘みをしている小規模農家の皆さんに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。